テンセンスは日本酒造りの現場ソリューションから生まれました
日本酒造りの工程において「1.麹、2.もと(酒母)、3.造り(もろみ)』は、酒造りを左右する大きな要素になっています。
特に最初の工程である「麹づくり」はもっとも気の抜けない作業で、温度や湿度など環境の変化が麹づくりに大きな影響を与えます。
「手元で温度がわかればもしもの時に対処しやすいのに…。」
その他にも酒造りの現場では以下のような課題をお持ちでした。
特に作業を効率的に進めるため、若手でもベテランでも麹づくりにおける仕事の全体像を把握し、誰が携わっても一定の品質で製品づくりができるようにする事が重要でした。
「IT技術で麹造りを支援する方法はないか?」
シンプレストは開業以来、酒造業における業務改善パッケージをご提案し、お酒づくりのシビアな品質管理が求められる大変さと向き合ってきました。
麹造り現場をなんとか支援したい。そんな思いでテンセンスは生まれました。
異常に気が付かなかった・・これでは意味がありません
”麹造り”は、繊細な温度・湿度管理が必要です。最高の麹づくりの為、麹室の管理に専用ハードや遠隔監視システムを導入されている場合もありますが数多く採用されている異常通知はメールを利用するものです。
メール通知ですと、メールに気付かず見逃してしまうリスクがあります。
「この方法で本当に麹づくりのリスク管理ができるだろうか?」 シンプレストは考えました。そこでテンセンスでは、メールの見忘れ防止対策として、
スマホアプリで、確実に異常を伝える仕組みとしています。
テンセンスの最大の特長は、アラーム通知にあります。確実に異常を通知する事でリスクと品質管理を徹底できる仕組みをご提供できます。
ソフトウェアならではの柔軟な対応とデータ管理
テンセンスの特長は、ソフトウェア主体のシステムである事です。
業種・業態で異なる管理体制や仕組みにカスタマイズ対応も可能です。
例えば、換気扇やパトライト制御など。必要なデータ管理。スマホで状況管理などのモバイル対応もテンセンスなら可能です。
「ワイヤレスで温度を監視する」
温度と湿度といったリアルなデータを管理するには、専用のハードウェアが必要です。さらに、正確にデータロギングでき、電源が取りづらい現場に設置する事を考慮したものが必要です。
シンプレストでは酒造メーカーと協力し、最適なサイズ・必要な計測能力・設置性に特化した、弊社のITで培った技術力とハードウェアのポテンシャルを融合させ、安心してご利用いただけるハードウェアをご提供します。
シンプルに、そして安心・安全にお使いいただけるシステムづくりに配慮しました。
センサーユニットは、現場に設置しやすいようワイヤレスで動作します。
設定した目標温度に達する、もしくは通信障害など異常を検知した場合に、スマホでアラームを受信できるため、作業効率の向上が可能です。
BCP対策にも有効です。
計測するデータは全てクラウドサーバーに安全に保管されます。
これにより、万が一の災害時にも、データを守る事ができるだけではなく、本部・拠点間とデータ共有することができるため、ビッグデータの活用といった業務改善につなげる事も可能です。
もっとも重要とされる麹造りにおいて、作業体制の改善を行う事と、温度・湿度のデータ化によって品質面でも安定した日本酒造りに貢献できます。
また、ベテランでしか対処できなかった加湿・乾燥のタイミングなどもデータ化する事で、対応マニュアル化も可能です。
酒造業の現場をまるごとソリューション
日本酒造りの現場ソリューションで生まれたテンセンスは、「酒造業の現場をまるごとソリューション」をキーワードに、より精度を高める為に研究を重ねております。その過程は「開発ブログ」で順次掲載していきますので、ぜひご覧ください。
また、温度監視を必要とする現場への対応も可能です。
ご検討、ご質問や資料などのご用命はシンプレストまでよろしくお願いいたします。